あっぱれコイズミ公式ブログ「タイのタイ冒険」

タイ在住の吉本興業の芸人・あっぱれコイズミと申します!このブログにはタイ情報や旅行記やタイでの生活の事を綴ります!

SBPF名古屋ツアーの巻

 
 
 
ピピピピピ…

 
 

朝の喧噪と小鳥達の鳴き声にまじってどこからか電話の音が聞こえる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

カーテンからのぞく光りがそっと僕のまぶたをなで、心地よい眠りについている僕に、やさしく朝を伝えてくれている。
 
 

関西地方は今日も晴れらしい。
 
 

とても晴々とした気持ちのいい朝…じゃねぇよ!
 
 
 
 
 

やっちまってるよ!あわてて時計を見ると11時をさしている。
 

そしてウィークリーマンションのチエックアウト時間は10時だ!
 
 

案の定電話はフロントからのチェックアウト時間を過ぎている事を伝える電話だった。昨日、朝起きたら電子レンジで暖めて食べようと思っていた、たこ焼きを冷たいまま無理やり口におしこみ、シャワーも浴びずにフロントへと駆け込んだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

あきらかに寝起きで、大量の荷物を持ち、口の回りに青ノリとカツオブシが大量についている僕に同情したのか延長料金はサービスしてくれたが、このままでは間に合わないので、急遽近鉄特急で名古屋に向かう事にした。
 
 
 
 
 
 
 
 

なんとか無事に乗れ、名古屋に着くまでの間優雅に読書でもしようかしら?と思い、本を広げると、僕の前の席から「間違えました!」と大きな声がする。どうやら前の席のおっさんが間違え電話をかけてしまったらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

電車の中は通話禁止なのにな・・・と思ったが気にせず本に集中していると、また「間違えました!」という大きな声。さすがにイラッときて前の席を見ると、携帯を耳にあてている。どうやらまたどこかに電話している。そして「間違えました!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
しつけえ!しつけえよ!どんだけ間違えてんだよ!それ以前にてめぇの行動が間違ってんだよ!さすがに回りの愛知万博にむかっているのであろう家族連れたちもけげんな顔でおっさんの方を見ている。おっさんはまた間違えている。しまいには家族連れの子供が「間違えました!間違えました!」とマネをしだし、読書どころでではなくなっていた。
 
 
 
もうイヤになってきたので景色でも見てようと窓に視線をうつすと、おっさんの電話がけたたましく鳴った。「間違えました!さっきのは電話は間違えです。」一生やってろ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そうこうしてるうちに名古屋に到着。荷物をとっている間に「間違えたましたおっさん」はもうどこかに行ってしまったようだ。回りの子供達が親の電話を借りて「間違えました!間違えました!」と連呼し、ゲラゲラ笑っている。
 
 
どうやら彼らの4月中の流行語大賞は「間違えました」に決定したらしい。参加したかったがそんなヒマはないので会場の名古屋クワトロへ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

会場につくとまだ誰も来ていなかったが、そのうちに東京から車で向かっていたSBPFメンバーも到着した。大村さん、藤田さん、樅野さん、宗ちゃん、パジ山さん・会うのは3日ぶり程度なのに知らない土地で、一人で、初めて会う人達と一緒にいたので、SBPFメンバーになぜか懐かしさを感じた。とりやさんの口臭も健在だ。いつもは生死の境をさ迷うくらいのくささだが、今日に限ってはなんだかホッとする。
 
 
 
 
 
 
 
 

今回ツアーに参加していただいたGOGOJETさん、30%LESSFATさんも到着し、リハが始まった。
 
 
 
 
 
 
 


「ダメだ、こんなんじゃお客さんの前に出れん!!」リハが終わった名古屋クワトロに、悲痛な叫び声が響きわたる。
 
 
 
 
 
 
 

声の主は藤田さんだ。どうやら自分のベースの弾きっぷりに納得がいってないらしい。
 
 
 
 
 
 

心配そうな目で見ている樅野さん、宗ちゃん。一方、一番心配すべきであるはずの相方の大村さんは超ドSの目でニヤニヤしながら藤田さんを見ている。藤田さんは大きな声で「ホテルに帰ったら練習だ!こんなんじゃお客さんの前に出れん!!」と連呼している。とりやさんいわく、藤田さんが持っている持病の「みんなにかまってもらいたい病」が発動しているらしい。みんな最初は心配していたが、心配するのにもあきたので本番まで一度ホテルに戻る事にな
った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


ホテルにつき、各自、自分の部屋で待機する事になり、朝浴びれなかったシャワーを浴びてゆっくりくつろごうと思っていたが、藤田さんに「本番まであたくしのべースの練習につきあってくれ。」といわれ、先輩であり友達でもある人に頼まれたら断る理由もないので、藤田さんの部屋で僕がボーカル、藤田さんベースのニセSBPFコンサートがひらかれ、2人でホテルの小さい部屋で本気で熱唱し、熱い演奏をくりひろげていたが、「眠くなったから出て行きなさい。」と部屋を追い出さた。なんて自分勝手な友達なんだ!?
しかたなく自分の部屋に帰る途中、大村さんの部屋の中から、異変を感じた。
 
 
 
 
 
 
 
 

うめき声が聞こえるのだ。心配になり立ち止まると、妖艶なうめき声も聞こえる。おや?どこかで聞き覚えがあるぞ?そうだ!これはAVの声だ!あの人はチェックインして即効AVを見ているのだ!それも廊下に響き渡る大音量で!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

おやおや、穏やかじゃないねぇ~という言葉を本人にそっくりそのまま返したいぐらいだ。先輩ながら、トータルテンボスという人達はなんて自由な人達なんだろうか?もはや、浮世離れだよ!!
 
 
 
 
 
 
 
 


そんな事がありながらも、ライブは盛り上がり、僕が電車で出会った「間違えましたおっさん」のように演奏と歌詞を間違える事もなく、名古屋ツアーは大成功に終わった。詳しいライブレポートは、近いうちにSBPFのオフィシャルサイトにかくので、ぜひご覧下さい!とにかくGOGOさんも30%さんもSBPFもスゲーカッコよかった!見に来てくれたお客さんも満足できたんじゃないでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 
次回、名古屋に来るのはいつになるかはわかりませんが、また名古屋にツアーで来たいと心から思いました。明日の大阪も盛り上がるといいなあ。
 
 
 
 
 


ライブを終え会場をでると、テレビ塔がライブを無事成功させたSBPFを祝福してくれるかのように、光輝いていた。