あっぱれコイズミの野良猫の走馬灯

よしもと芸人の、あっぱれコイズミと申します。怪しいものではありません。猫・国内&海外旅行・ゲーム・映画・温泉巡りなどが好きです。 2015年5月からタイのバンコクに「アジア住みます芸人」として住んでいます。 ​ こちらのブログには趣味のことや旅行記やタイでの生活を書くので暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。

へっぽこ道中記・バンコク〜チェンライの巻

 

飛行機内で繰り広げられる、観客は僕だけの「歯抜けのおっさん単独ライブ」にそろそろ本当に心が折れた頃、飛行機はやっとドンムアン国際空港へ到着した!

 


はやる気持ちを抑え、荷物をまとめていると、歯抜けのおっさんが出口でこっちを見ている。

 

まさか・まさか…僕らを待っているのか?みんなが僕に目線で司令を送ってくる。

 

「あいつを絶対に着いてこさせるな!!」

 

どうしよう?なんで着いて来ようとするんだ?僕らを水戸黄門一行と間違えてるのか?うっかり八兵衛のポジションを狙っているのか?それにしてもあんな歯がない八兵衛はイヤだ。それに言うほどあんまりうっかりしてない。逃げよう!!サヨナラおっさん!!キミに会う事は2度とないだろうけど、キミの事は忘れないよ!!

 

 


10分後、なんとかおっさんからエスケープした僕はやっとの事みんなと合流した。

 


空港内のコンビニに入り、一時の休息を手に入れる。タイにやっと着いたものの、時刻はすでに夜中の1時だ。ゆっくり寝るヒマもなく6時間後の7時にはタイ国内線に乗り、チェンライに向かわなくてはならない。

 


ホテルに泊まりたいがこんな夜中にやってるかもわからないし、そもそもタイ語がしゃべれないので人に聞くこともできないし、あたりに日本人観光客もいない。

 

 

とりあえず空港内で時間をつぶそうかとウロウロするが、得体の知れない人達やあきらかに僕らから金をせびろうとしてる人達の熱い視線を感じ、空港内で休息をとるのは無理と判断した。

 


しかたなくインフォーメーションセンターでカタコトの英語と見振り手振りで「ホテルに泊まりたい」という事を説明するが、あきらかに僕らの事を警戒しているようだ。

 

 


そりゃ、日本語わかる・わからないおかまいなしに日本語で威圧してくるドSの目をした男(大村さん)と、"外国で油断イコール死 "という方程式が頭の中で出来上がっているため、戦闘モードに入っているやたらガタイのいいゲイみたいな男(僕)と、眉間にシワをよせたモジャモジャでヒゲの大男(藤田さん)と、口が臭い変な髪形の男(とりやさん)という変態ジャパニーズが4人もいたら警戒もするのも仕方ないだろう。

 

 


しかしなんとかホテルを確保し、ウインカーも出さずに必要以上に運転の荒い汚ねーワゴン車でバンコク市内のホテルまで送ってもらう。気分は密航者だ。周りを走る車もみんな猛スピードで走り、バイクも基本みんなノーヘルで3人乗りも平気でしている。なんて自由な国なんだ。

 

 

 


そうこうしているうちにホテルに到着。途中、あきらかにスラム街みたいな所を通ってきたので「おいおい、どこ連れてかれんだよ。ヤベーんじゃねーか?」と思ったが普通のホテルで安心する。寝たいところだが飛行機の国内線の時間まで4時間くらいしかなく、僕らは全員セカンドスリープ病(二度寝してしまう病気)をわずらっているので寝ない事にする。

 

 

 


とりやさんに関してはトゥエンティースリープ病(20度寝してしまう病気)をわずらっているので寝たら終わりだ。

 

 

ヒマだったのでタイの通貨、バーツを日本円で換算してみると(日本でやっとけよ、そんなの)あることに気付いた。タクシー送迎代が700バーツ。さっきからやたら従業員などにあげているチップの総額800バーツだが、タイは日本より物価が安いので楽勝だと思っていた。

 

 


とりやさんも「日本では俺はホームレス扱いだが、タイでは普通の人だ!タイに移住だ!」などと喜んでおり、藤田さんも大富豪になった気分なのか口調が王様っぽくなったりしていて、大村さんはタイ人を完全に下に見ているのでチップをあげなくていい時にでもチップをあげて、ニヤニヤしている。

 


1バーツは日本円で約3円。計算してみるとタクシー代で700バーツ払った。しかしガイドブックを見るとタイのタクシー代の平均は35バーツ・・・・ボラれてる!!チップあげすぎだ!大村さんに関してはそれ以上だ!!しかもチップをあげるという習慣はタイには基本的にないらしい!!!!海外旅行初心者丸だし!!!!

 

 


……僕らは寝る事にした。4人で「ザ・おのぼりさん」というカルテットを組む夢を見た。

 

 


3時間後、モーニングコールをしても僕らがあまりにも起きないので従業員が部屋に入ってきてまで起こしてくれ、また汚ねーワゴン車で空港へ。ボラれているのがわかったので僕らの態度は今世紀最強に横暴だ。彼らの中では"日本人イコールすげー恐い"という方程式ができた事だろう。空港内に入り手続きをすませタイ国内線で1時間30分ほどフライトし、チェンライに到着!

 

 

 

(機内の中で大村さんが「まさかタイで死ぬとはな…」とか呟いていたが、無視した。)ガイドをしてくれるJトラベル のみなさんの迎えをうけ、撮影場所のラフ族の村へ。

 

 

 

 


ラフ族はチェンライに移住してきた30人ほどのおとなしい部族で歴史はまだ浅いらしい。部族の村に日本人が来るのは始めての事で、日本人を見た事もない人が大半なのでかなり緊張しているらしい。ラフ族も日本人が来るとは聞いてたが、日本人は日本人でも、まさか日本でもトップレベルに入る変態が4人も来るとは思いもしなかっただろう。ラフ族は、家の影から恐る恐る僕らの事を見つめている。始めて会う日本人が変態…日本に対してイヤなイメージを持たれないようにしなくては!と思ったそばから、藤田さんが文章では表現できないような変なフォームで走りだし、アフロヘッドを振り乱しながらでかい声で「こんにちはー!!」と叫びだした!あいさつするのはいい。

 

ただ、相手は始めて見る日本人に緊張しているおとなしい部族の人達だ。そんなキ◯ガイみたいなあいさつをしたらみんな怯えてしまう!!…と思いきや、ラフ族はみんなニコニコしている。なんだ?イメージと違うぞ?と思っていると、ガイドさんが耳打ちしてきた。

 

「ラフ族のみなさんは藤田さんを見て、変な頭の人が来た!変な頭の人がバカみたいな走り方してる!と笑っています…」その奇抜なキャラクターで国境と人種という壁を5秒で越えてしまう藤田憲右、恐るべし…。

 

 


その後、いつもやってるようなミニコント(茶番・汚泥含む)を村で繰り広げた結果、日本人の事を「すぐにふざける、明るくて楽しい頭のおかしい人達」と認識して安心してくれ、ガイドさんの協力もあり撮影は無事に終わり、すっかり村にとけこんだ僕らは

 

 

村の料理をご馳走してもらえる事になった。出来上がるまで時間がかかるので、村の中を探検する事にした。のどかで、自然がいっぱいで、とてもいい所だ…テンションが上がった僕は、家の裏庭を見に行く事にした。しかし、そこで僕は、見てはいけないものを見てしまった……

 

 

~続く~