あっぱれコイズミの野良猫の走馬灯

よしもと芸人の、あっぱれコイズミと申します。怪しいものではありません。猫・国内&海外旅行・ゲーム・映画・温泉巡りなどが好きです。 2015年5月からタイのバンコクに「アジア住みます芸人」として住んでいます。 ​ こちらのブログには趣味のことや旅行記やタイでの生活を書くので暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。

へっぽこ道中記・タイの巻完結編

 

首長族の村を後にした僕等は、バンコクへのフライトの待ち時間ガイドさんの粋なはからいで本場のタイ料理の店へ連れて行ってもらった。そこのお店はすぐ横をコック川が流れ、席から川に浮かびあがる夕日を見ながらディナーが楽しめるという、なんともムードたっぷりのシャレたお店だ。

 


異国の地、タイのチェンライで、目の前にはステキな料理とステキな恋人…そして夕日に染まるコック川と野鳥の綺麗な鳴き声が2人を演出する…こんなシチュエーションに女子と来たら、なんともロマンティックな気分になるだろう。


しかし残念ながら今、この空間にいるのは変態4人(トータルテンボスさん・パジャマとりやさん・僕)だ。「よし、打ち上げだ!ビールだ!タイビアーを持って来い!!」「なんだね、この料理の数々は?はじめてお目にかかる代物ばかりだよ?」「おい、コイズミ、川に飛び込めよ。」と、ロマンティックなムードとは程遠い。目の前にはステキな料理とステキな変人だ。


しかし料理は絶品で、トム・ヤム・クン、シーフードピラフ、グリーンカレー、名前のわからない料理など、全てがおいしく、食べる前は「どうも香辛料、特にレモングラスの味が苦手なんだよねぇ。」などと一丁前に語っていた僕等だが、本場のタイの味に魅了され、周りの目も気にせずにバクバクと豪快に食べまくった。ロマンティックとかムードなんか、ゴミ以下だ。飯がうまければそれでいい。しかし飯はうまいが困った事がひとつあった。

 


タイのレストランはビールのグラスが空くと、すぐに店員さんが注いでくれるシステムなのだが、こちらのペース、酒が飲める・飲めない関係なしにビールが少しでも減ったら注いでくるので、油断ならない。僕は酒が一滴も飲めないので断るが、何回断っても注いでくるためいやがらせに思えてくる。なので店員の動きに常に注意しながら料理を食べなくてはいけないので食った気がしない。

 

 

「グラスにあるビールは全部飲め」という指令が先輩の人達から出ていたのでなんとかグラスを空け、トイレに駆け込み、タイINリバースをしてフラフラになりながら席に戻ると、なんとさっき胃袋に入れた(そしてすぐにトイレで出した)はずのビールが満杯になっている!ムカついて店員をニラみつけると「私、気が利くでしょ?」というツラをしてやがるので「オイ、コラ!俺を誰だと思ってるんだ?俺様は酒飲めない王・あっぱれコイズミ様だ!!」と言ってやったが、「もっとお酒をくれ!」と聞こえたらしく、さらにビールを注がれてしまったので、あきらめてビール川という激流に飛び込む事にした。

 

 

 


数時間後、お世話になったガイドさん達と別れ、僕らはベロベロになりながらタイ航空でバンコクへと戻った。2時間くらいホテルで仮眠をとり、バンコク国際空港へ向かう。いよいよタイともお別れだ。思えば歯抜けのおっさんに始まり、ボラれたり、大嫌いな飛行機に4回も乗ったり、自然の厳しさを痛感したり、ここでは書けない思いもした。いろんな思い出が走馬灯のようにあたまを駆け巡る・・・・・・

 

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いろんな思い出を思い出しているうちに、涙が出てきてしまった。僕はあわててトイレに駆け込み、気持ちを整理する。そんな僕に「タイは楽しかったか?」という言葉を投げかけてくる人がいる。僕は3人うちの誰かだと思い、「ええ、もちろん。」といいながら振り向くと、その言葉を投げかけたのは・・・・・・

 

 

は・歯抜けのおっさん!!!!!!!!!!!

 

 (歯抜けのおっさんの記事はこちら↓)

www.akoizumi.asia


嘘だろ?なぜここにいる?タイには一週間ほど滞在すると言ってただろ?なぜここいいる!?「これでまた一緒に帰れるね!」みたいな顔をするな!!お前はゲイか!!


このことを知らせようとあわててみんなのところに戻ると、なぜか人だかりと、怒鳴り声が聞こえてくる。

 


なにがあったのかと見てみると・・・・・ケンカしてる!!トータルテンボス名物・ケンカINタイだ!!


とりやさんから事情を聞くと、ケンカの理由はどーでもいいような事らしい・・・・なんで最後の最後にケンカなんてするんだ・・・ほかの野次馬外人達と共にボー然としながら2人のケンカを見つめ、ふと、おっさんを見ると、泣いている・・・(なんでだよ。)

 

 

 

おっさんの涙の理由は今となっては永久に不明だが、そのおっさんの涙が、僕には、タイで見たスコールのように見えてきたのであった・・・・・・・

 

 

~へっぽこ道中記・タイの巻・完~