【タイ住みます芸人】あっぱれコイズミの野良猫の走馬灯

よしもと芸人の、あっぱれコイズミと申します。怪しいものではありません。猫・国内&海外旅行・ゲーム・映画・温泉巡りなどが好きです。 2015年5月からタイのバンコクに「アジア住みます芸人」として住んでいます。 ​ こちらのブログには趣味のことや旅行記やタイでの生活を書くので暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。

愚痴になるかもしれませんが、今の気持ちを正直に書きます。

タイ住みます芸人としてタイに移住して3回目の誕生日を迎えたわけですが、最近、思う事がありブログをリューアルした事もあるので、今の心境を嘘偽りなく書きたいと思います。



自分の中での記録的な意味もある自己満足な駄文なので、読んで不愉快に思われた方はすみません。



まず確実に言える事は、タイでお世話になってる方々、応援してくれる方々、こんな僕を相手にしてくれる方々、日本から応援してくれる方々がいなかったら私はもう精神的にも体力的にもとっくにギブアップしてたでしょう。




2年半前、タイに来た当初は不安だらけでした。海外で初の一人暮らし、知り合いもいないし、お金もないし、言葉もわからないし、道もわからないし、仕事もないし、異国の地でマトモに活動できるのかどうか?それ以前に生活ができるのかどうか?それすらもわからない状態。



ハッキリ言って、3日目ぐらいで心が折れてタイに来た事を後悔していました。相談しようにも「外国に住んでお笑い芸人として活動する」という前例がない以上、相談する相手もいなく、イバラの道どころか、道なき道を「これでいいのか?」と自問自答しながら歩き続けるしかありませんでした。



私は多数の人が見るブログやFacebookやツイッターに愚痴とか他人を攻撃する事や悲観的な事とか、そんな事は一切書きたくない(今回は書いてしまってますが)ので、ただただ愉快な毎日を綴ってきたつもりですが、正直、嫌な事や辛い事の方が多かったです。



日本にいる時は実家に住み、先輩方や色んな方々のおかげで仕事もちょくちょくあり、何一つストレスのない生活を送ってきました。



そんな奴が前述した環境にいきなり放り出されて、マトモな精神状態を保てるわけがありません。



「日本で色んな方々にお世話になっている過ごしやすい環境から一度抜け出してみて、外国で苦労しながら戦ってみたい。」という気持ちでタイに来たものの、右も左もわからない・・どころか右も左も上も下もわからない、ストレスを積み重ねる毎日でした。



たまに日本から来てくれる方々とお会いした時も明るく振る舞ってはいましたが、空港にお見送りに行く時「なんで俺は見送る側にいるんだ?何でタイに住んで何してんだ?」と冷静に考えてしまい、日本が恋しくなり急激に寂しくなり、また不安感に襲われる事もありました。



去年の一月に九ヶ月ぶりに日本に一時帰国しましたが、おばあちゃんの葬儀に参列する為の一時帰国でした。久々に帰国したその足で葬儀に参列するのは、ツラすぎました。



私がタイに行く時、おばあちゃんは自分の体調が悪いにもかかわらず本当に心配してくれて「向こうで困った時にこれを使いなさいね」と、お小遣いをくれました。そのお小遣いは、帰国する時におばあちゃんにお土産を買って行く時に使おうと思ってたので、実際、水も買えないほど困った時もありましたが使わずに取っておきました。



しかし、その願いは叶いませんでした。元気なおばあちゃんにお土産を渡したかったです。お墓にお供えする為に私はお土産を買ったんじゃありません。



さらにその直後、タイに戻った時に我慢できないほど嫌な事があり、もう自暴自棄になり、全て放棄して本帰国しようとまで考えました。



しかし、それをした所でおばあちゃんも悲しむだろうし、両親もさらに心配するだろうし、それが何の解決にもならない事に気がつき、じゃあ逆にやれるとこまでやろうと思いました。



タイに来た時の夢であった、タイ人のお客さんの前でお笑いステージをする・タイのTVやCMに出演する・お笑いと同じくらい好きなプロレスをタイに広める為、プロレス関係の仕事もする・日本で特にお世話になった先輩とタイで一緒に仕事する・・という夢の数々は運の良い事に一年で全て叶いました。

 


異国の地で、国籍も年代も性別もバラバラな人達を笑わせることは想像を絶する苦労がありました。今でこそタイ人のお客様の前でピンネタやコントをやっても喜んでいただけるようになりましたが、もちろん死ぬほどスベる事もありますし、まだまだ試行錯誤しながらさらに上のレベルを目指しています。

 

 


タイで行われるプロレスや格闘技イベントの司会(リングアナウンサー)は全て僕がやらせていただいてますが、異国の地でプロレス&格闘技のリングアナウンサーをやってる芸人なんて世界で僕だけです。

 

 


日本大使館さんのゆるキャラ・ムエタイシのダンスの振り付けもやらせていただきましたし、日本大使館に出入りし、日本やタイの国家レベルの偉い方々の前でコントを何回もやっているのは我々だけです。

 

 


超有名企業・ISETANさんのイベントの演出や出演も任されていただいてます。タイの地方の学校に行き、ノーギャラで日タイ友好のためイベントを行っていますが、これは今まで日本やタイの歴史にない事を僕らはしています。

 

 


タイのTV・ラジオ・雑誌でレギュラー仕事もありますし、道を歩いてたりするとタイ人の人に声をかけられる事もあります。こういった活動をさせていただいてるので自分の中で自分のやってる事に自信がつき、手応えがありました。

 

 


しかし、日本に一時帰国して、TVやライブに出させていただいた時にショックな事がありました。

 

 


それは

 

「僕らが何をしてるか誰も知らない」

 

という事です。アジア住みます芸人の存在すら知らない人や、存在は知ってるけど何をしてるかは知らない人ばかりでした。

 

 


中には「物価が安いから、毎日遊んでばっかいるんだろ?羨ましいなー」と言ってくる人もいて、怒りを通り越して悲しくなりました・・・

 

 


別に有名になりたいとか、金持ちになりたいんじゃなくて、僕らがこういった活動をしてる事を一人でも多くの人に知ってほしいです。ニュース番組やネットニュースなどで変なニュースを扱うくらいなら、僕らの事もニュースにしてほしいです。そのくらいのレベルの事はしてるつもりです。有名になりたきゃもっと簡単になれそうな方法を探してるし、金持ちになりたきゃアジア住みます芸人じゃなくて違う仕事をしてます。そうじゃなくて、身を削りながら異国の地で我々が何をしているか知ってほしいんです。関心を持ってほしいんです。

 

 


こればっかりは過去に前例がないし、僕がいくら何を言っても経験した事がない人には実感がわかないのもわかります。「興味がない」と言われればそれまでですし、興味を持ってもらえない僕が悪いんです。

 


ここ最近、この葛藤がストレスになり精神的に良くない感じになっていました。タイ住みます芸人は最初は3人でしたが、2人が帰ったので、オリジナルメンバーは僕だけになってしまいました。

 

 


しかし、新メンバーのはなずみも努力してタイ語を覚えて頑張ってますし、僕自身もやりたい事がまた新たにできましたし、日本大使館さんとも今後もお仕事をさせていただけるという名誉な事もさせていただけますし、日本いたら絶対にできない仕事や経験をさせてもらっています。レギュラーでやらせていただいてるラジオとコラムも、もっともっと色んな方々に広めたいです。



仕事以外にも、タイ語学校やムエタイのトレーニングもプロデュースさせてもらってるプロレスバーも誰に何を言われても辞めるつもりはありません。長々と愚痴ってしまいましたが、これからもブレずに色々やっていきます。後ろ向きに考えても仕方ありません。



僕らタイ住みます芸人以外にも同じく異国で活動しているベトナム住みます芸人・マレーシア住みます芸人・インドネシア住みます芸人・台湾住みます芸人・フィリピン住みます芸人のみんなもそれぞれ色んな経験をしながらほんと頑張っています。彼らの活動も知ってもらいたいです。



日本で仕事をしている人、タイや外国に住んで仕事をしている人も同じです。楽な道なんてありません。人生は、楽しい事より辛い事の方が多いような気がします。



人間に限らず、生あるものはいつか死にます。それは何十年後かもしれないし、明日かもしれない。もしかしたら今、これを皆さんが読んでくださってる時にはもう私はこの世にいないかもしれません。



なんにせよ、自分の人生が終わる瞬間、「色々あったけど結果的に楽しかったなー」と思えるように、もうちょい奮闘してみます。



長々とよくわからない事を書いてしまいました。後はまだ心の中にしまっておきます。今も不安な時が多々ありますが、気持ちを切り替えて、自分は「タイに住まわせてもらっている」という事は忘れずにまた楽しく全力でふざけます。闘う前から負ける事を考えるバカはいません。

 

 

以上、本当に心底悔しいので今の気持ちを正直にぶつけました。長々と駄文を書き散らし申し訳ありませんでした。もしよかったら、これを読んで下さった方だけでも、僕らの異国の地での活動を気にしていただけたら嬉しいです。

 


最後まで読んでいただきありがとうございました。