あっぱれコイズミ公式ブログ「タイのタイ冒険」

よしもと芸人の、あっぱれコイズミと申します。怪しいものではありません。猫・国内&海外旅行・ゲーム・映画・温泉巡りなどが好きです。 2015年5月からタイのバンコクに「アジア住みます芸人」として住んでいます。 ​ こちらのブログには趣味のことや旅行記やタイでの生活を書くので暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。

VSお化け

「あなたが一番嫌いなものはなんですか?」

 

と聞かれたら、僕はなんの迷いもなく「お化けです。」と答える。

 

 

とにかくガチでお化けが嫌いなのだ。物凄い頭の悪い発言だが、お化けなんてこの世からいなくなればいいのに。と常に思っている。

 

地方に仕事でいった時のホテルもお化けが出そうで怖いので部屋にチエックインしてまずする事は飾ってある絵の裏を見て変なお札がないかどうかの確認と、盛り塩をもることだ。

 

もちろん怖い映画やゲームもダメで、バイオハザードも最初のゾンビが出てくるとこで心が折れて、秒殺された。

 

リングは貞子が出て来てもいないのに呪いのビデオのくだりのとこで気分が悪くなり、秒殺。

 

最近の怖い映画(着信アリや富江)はCMを見ただけで体が拒否反応をおこし、秒殺。

 

13日の金曜日などのスプラッター系映画にいたっては、たとえ見たら10万円をあげると言われても断るだろう。

 

VSお化け関係に関しては200戦全敗の逆ヒクソングレイシー状態だ。グレイシートレイン脱線しまくりですよ。

 

 

昔、先輩がビデオカメラを買ったのでなんか楽しいVTRを撮りに行こうという事で、僕がプロレスラーの格好をして某物凄い恐いとされているお化け屋敷に入るというのを撮りに行った。

 

 

僕は本当に心の底からイヤだったが、開きなおり、プロレスラーになりきって、お化け屋敷の前で「オイ、お前らよく見とけ!俺様がお化け全員ぶっ潰してやるからな!フアッキンゴースト!いつでもやってやんぞ!」とか叫んでいた。

 

 

回りのお客さんは殺伐としたお化け屋敷の前でプロレスラーの格好をして、もっと殺伐としていながらも少し半ベソをかいて叫んでいる僕を見て「なにあの子?やーね。」という顔をしていたがそんなのはおかまいなしに、ありもしないロープを必要以上に派手に、なおかつダイナミックにくぐり、お化け屋敷という文字通り魔物の住むリングにリングインした。

 

 

そこのお化け屋敷は、病院を舞台に設定したところで、入るまえにロビーみたいなとこでそこの病院にまつわる恐い話のビデオを見せられるのだが、もうそのビデオだけで僕は心が折れてしまった。

 

戦わずして白旗をあげてしまったのだ。「怖いね〜。お化けが来たら守ってね!」などとのんきな事を言ってるカップル共とは対象的に、この世の終わりみたいな顔をしてまったく動いていないのに汗だくのプロレスラー(あっぱれコイズミ)に異変を感じた係員さんが「そこの方、大丈夫ですか?やめるなら今のうちですよ?」と気を利かせてくれたが、他の客の「あの変な人かわいそう」光線と先輩の「まさかやめないよな?」光線を敏感に感じた僕は、やめときゃいいのに「ふざけんなコノヤロー!やめるわけねーだろオラ!」と言い放ってしまった。もう、後戻りはできない…そして、そのやりとりは完全にスベっていた…

 

 

次々と順番に客が中に入っていく中、ついに僕の番になってしまった。なむさん!と中に飛び込むとそこに広がっていたのはまさに地獄絵図だった。血のついたボロボロの壁、今にも誰かが飛び出してきそうなベッド、あたりに漂う薬品の匂い…もうダメだ、カッコ悪いとか怒られるとかは関係ねぇ!もう無理だ!よし、帰ろう!が、しかし!恐怖でまったく足が動かない!その邪悪なムードに心までもか体までも汚染され、身動きひとつできない。

 

 

その時、背後から女の人の悲鳴が!「キャー!」ゾンビみたいな顔色で立ち尽くすプロレスラー(私)をお化けと勘違いしたらしい。助けてほしかったが、声が出ない。カップルは露骨にイヤな顔をして向こうに行ってしまった。このままではラチがあかない。勇気を出して前に進もう!人生と同じだ。と思った瞬間、突然ベットのスキマから、異形のモノが飛び出した!お化けだ!!

 

 

……その瞬間…僕の意識は…遥かかなたに…遠のいた・・・   

 

数分後、お化け屋敷の非常口に現れたのは、異形の姿をしたセコンド(お化け)に担がれた、腰を抜かし、心身共にボロボロのプロレスラー(私)だった…

 

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