あっぱれコイズミ公式ブログ「タイのタイ冒険」

タイ在住の吉本興業の芸人・あっぱれコイズミと申します!このブログにはタイ情報や旅行記やタイでの生活の事を綴ります!

SBPF大阪ツアー前編の巻

 
 
 
 
 
 
「おい、起きろ。いつまで寝ているんだね?」
 
 


昨日、打ち合げで30%LESSFATのSatopaさんに酒を進められ、調子にのって普段一滴も飲めない酒をあびる優に、いや、あびるように(←忘れてください。)飲んでしまったので、昨夜完全に白目を剥いてしまっていた僕が時間通りに起きれない事を予測して大村さんが穏やかじゃないモーニングコールをかけてきてくれたのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

大阪に向かうため今日は朝10時に1キロほど離れた駐車場からホテルの前に車を移動させなきゃいけないのに、時計を見るともう9時30分だ。これで2日連続遅刻という自分のダメッぷりに 嫌気がさしてしまう。東京にいる時は遅刻なぞめったにしないのだが、僕は地方に来ると開放的になり、すぐに浮かれてしまうという病気をもっているのでこのような惨劇がおきてしまったのだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もし会社勤めで地方の営業担当になっていたとしたら84回くらいは首が飛んでいる事だろうなぁ。といらん事を考えながらなんとか時間に間に合い、ロビーでメンバーを待つ。が、昨日みんなけっこう飲んでいたのでちゃんと起きれるか心配だ。大村さんはさっきは起きていたがセカンドスリープの呪文を唱えて夢の中を冒険している可能性もあるため、心配だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

しかしそんな僕の心配をよそに、樅野さん、大村さん、宗ちゃん、とりやさんの順でロビーに現れた。みんな眠そうなものの、ライブに向けて気合が入っているようだ!ありがとう名古屋のみんな!そして待っててね大阪のみんな!と車を発車するためにふとバックミラーを見ると、頭がまっくろクロスケみたいな人がいない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


ま、まさか!と思い電話をすると「なんだい?こんな時間に!何時だと思ってるんだい?」と衝撃の発言をくりだしてきた。それはこっちのセリフだよ!やきもきしながらアフロの国のお寝坊さんを待つが…5分…10分…まだ来ない。樅野さんが後部座席で「夜明け」を口ずさんでいる。まさか、サヨナラ~もう二度と~会~え~な~いのか?しかしその瞬間、いいタイミングでアフロ憲がホテルから微笑みながら出てきた。
 
 
 
 
 
 
 
 
なぜ寝坊して笑顔なんだ?と思いよく見ると手には大量のジュースを持っている。そして車に乗るなり「ごめんよぅ。」 とあやまり、「寝坊しちゃってみんなに迷惑かけたから、これ、みんなで飲んで下さい」とジュースを振る舞ってくれた。先輩ながらなんてカワイイんだ!後輩の作家、堀江B面が「藤田さんカワイイ説」を提唱していたが、彼の意見に賛同しよう!酷い事ばっかり言ってごめんなさい。藤田さん。そんな藤田さんは僕が一番飲みたくて手にとったコーヒをひったくり、「これは俺のだ!」と吐き捨てるように言った。やっぱりこれからも酷い事をちょいちょい言っていこうと思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

名古屋から大阪への運転中、SBPFの曲を気持ちよく熱唱していたらいつのまにか会場の大阪セカンドラインに着いた。下町の高架線の下にある、いい雰囲気の会場。今日の出演者はSBPFと、昨日も参加してくれた30%LESSFATさん。そして野性爆弾さん率いるバンド・盆地で一位さんだ。リハもいい感じで終わり、ライブ前にみんなで銭湯に行くことになり、宗ちゃんが友達のバンドの人が来ていて一緒に行けなかったのは残念だったが、みんなで銭湯に行くのは多分始めてなので、とてもテンションが上がった。銭湯につくといかにも下町に昔からあるの雰囲気のイイ感じの銭湯だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ロッカーの鍵が壊れてしまっているもご愛嬌。フロの温度が熱すぎてなかなか入れないのもご愛嬌。露天風呂が完全にまわりのマンションからまる見えなのもご愛嬌。樅野さんが突然ケツを顔面にくっつけて来たのもご愛嬌…ではない!いきなりなにをするんだもみ兄ィ!回りを見渡すと大村さん、藤田さん、とりやさんがどざえもんのように風呂に浮かんでいる。ケツ兄ィに殺られたのだろう。その時の樅野さんの嬉しそうな表情は少年に戻ったようだった。二日酔い気味だったので胸やけ少年だ。薄れ行く意識の中で胸やけ少年は しっかりと地図を持ち、満足そうに脱衣所の方へと消えていった…
 
 
 
 
 
 
 


なんとか大阪セカンドラインに戻ると、まず目に入ったのはお客さんの長蛇の列!!すごい!こんな光景はドラクエⅢの発売日以来だ!!ライブも名古屋に負けず劣らず盛り上がり、盆地で一位さん、30%さんも言葉では表せないほどカッコよく、鳥肌がたった。SBPFも負けじと盛り上がり、名古屋に続き大阪も大成功に終わった!!音楽の事はあまりまだよくわからないけど、お笑いや芝居では表現できないなにかがそこにはあった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

お笑いや芝居も素晴らしいが、音楽も素晴らしい。そのことをまた改めて痛感させれれた2日間だった。
 
 
 
 
 
 
 

ライブの終わったセカンドラインに余韻を楽しむためにずっとたたずんでいたかったが、そんなわけにもいかないので、充実感を胸に抱きながら後片付けを始めた。興奮はまだ冷めないが、仕事はちゃんとやらねば!という気持ちで黙々と自分のやるべきことに集中していた。
 
 
 
 
 
 
 

そう、この数時間後に、目も当てられないような惨劇が起こるとも知らずに・・・・・・。
      
      
 
(後編に続く)