「カンチャナブリの近くに変わった温泉がある」と聞き、温泉マニアでもある私は車を走らせ、早速その変わった温泉とやらに向かいました。
「変わった温泉って言っても、猿が湯船に入ってたりとか、個性がだいぶ強めな銅像があったりとか、タイらしくマンゴー風呂やドリアン風呂があったりとか、猫ちゃんが看板猫として番頭さんの席に座ってたりとかそんな感じだろ。」と色々想像してるうちに温泉に到着・・
あれ・・・?
どっからどう見ても寺です。
Googleマップ先生が道を間違えるわけはないし、温泉はなくなっちゃって、その跡地にお寺を作ったのかな?と思っていたら、日本の温泉でもお馴染みのアノ匂いが漂ってきました。
そうです、硫黄です。地獄谷や、ゆで卵や、屁を彷彿とさせるあの硫黄の匂いです。
なんでもここは寺の中に温泉がある事で有名なワットワンカナイ(Wat Wangkhanai)というお寺で、タンブンとニュウヨクが同時にできるという事で地元のタイ人達にも大人気な色んな意味でホットスポットでございます。
※HOTSPRING(温泉)と書いてありますね。
「罪と罰」や「うしおととら」という組み合わせは聞いた事ありますが、「寺と温泉」という組み合わせは聞いたことがないので半信半疑でしたが・・マジでした!
寺の中は、風呂釜だらけです!!パッと見はカレーとかシチューを入れる大容量の鍋がいっぱいある給食室ですが、五右衛門風呂に湧き出る温泉を自分で溜めて入る方式でした。ヌルすぎず、熱すぎず、むっちゃ気持ちよかったです。
温泉は混浴になっており、男性はパンツ一丁で入り、女性はTシャツとジャージ・・というか服を着たまま入るというストロングスタイルでした。リバークワイビレッジに続き、ここにも友人のS氏(ガタイのいい男性)と行ったんですが、せっかくなので記念写真を一枚撮ろうとS氏がコッソリ撮った写真がこちらです。
こんなにおぞましい自撮り写真を見たのは初めてです。ガタイのいいボウズ頭二人で一体なにをしてるんでしょうか?リバークワイビレッジでも温泉デート中のゲイカップだと思われてたんだろうな・・
ノリで二人で一つの風呂釜に入ろうかと思いましたが、日本人のイメージを著しく低下させていまう恐れがある為やめました。
それはさておき、ワットワンカナイには足湯や屋台もあったりで非常にまったりできます。
しかも、なんと入浴料は無料です!!けど、ここはお寺ですし、こんな良い温泉に入れてタダで帰るわけにはいかないので受付?にいたおじちゃんにタンブン(お寺に寄付)がてら100バーツを渡しました。地元の人も入浴する際にタンブンしてますし、この記事を読んでくれてる皆様もここに行った際はお気持ちの額でいいので是非タンブンしてくださいませ!!
ほんと、こんな良い場所があるとは知らなかった!タイにも良い温泉っていっぱいあるんですね!!
PS・着替えを持っていってなかったので、服が乾くまでムダに灼熱の野外を歩きまわりました。