仏教国のタイには様々なお寺があり、前回紹介させていただいたワットパクナムの様に綺麗なお寺や、以前紹介させていただいた「ドラえもん寺」
のように楽しくて面白いお寺など、バラエティに富んだ色々なジャンルのお寺がありますが、今回は綺麗さとか楽しさとは真逆のタイプのお寺を紹介させていただきます。
・・・・皆さんは「地獄寺」というカテゴリーに属する、世にも恐ろしいお寺がある事をご存知ですか?
ここタイにはそんな恐ろしいお寺もいつくか存在し、通称「地獄寺」と呼ばれ恐れられています・・(僕が一方的に恐れてるだけでタイ人の人達が実際ビビっているかはわかりません。)
以前、バンセーンのワットセーンスックという地獄寺に行った時にかなりの衝撃を受けましたが
※参考動画はこちらです
今回行ったチェンマイのワットメーケートノーイはそれ以上の衝撃でした・・
まず、入り口からしてインパクト大です。どことなく竹中直人さん感のある赤鬼?がお出迎えしてくれました。すぐ近くに穏やかな顔をした仏様がいらっしゃるのもカオスです。さらに近くにはジョン・レノンさん似の鬼?もいました。
まず最初に怖いのは、ここのお寺は入る時に10バーツ硬貨(約30円)が必要なんですが、10バーツ硬貨がないと絶対に中には入れません。
恐ろしいのが、硬貨しか使えないのに2021年12月時点では周りに両替所もなかったので、10バーツ硬貨を持っていない時点でアウトです。僕もちょうど10バーツ硬貨を持っていなかったので地獄に落ちれないまま帰るところでしたが、運良く近所のおばちゃんに両替してもらえたので地獄に落ちる事ができました。地獄の沙汰も金次第と言ったところでしょうか・・いや、地獄の沙汰もバーツ次第ですね・・
中に入ると、いきなりグロくて怖いです。奥に進むごとに段階を踏んで怖くなるとかではなく、容赦なくいきなりグロくて怖いです。ジェットコースターで例えたら、乗った瞬間にいきなりクライマックスを迎える富士急ハイランドのド・ドドンパみたいなもんです。
その後も目を覆いたくなるようなシーンが続出します。めちゃくちゃ気持ち悪くて異様な光景が広がりまくりますが、地獄寺は「現世で悪いことをすると地獄に落ちてこんな悲惨な事になるよ」という事を教えてくれているので、グロければグロいほど「こんなヒドい目に合うくらいなら清く正しく生きよう!」と思うので、理由なくグロいわけではありません。
にしても、個人的にはこの学校?みたいな場所が1番怖かったです。
真面目に授業を受ける学生さん達・・先ほどまで地獄絵図が続いていたので、やっと現れた日常的な光景にホッとしたのも束の間・・
次のシーンでは学生さん達が鬼に惨殺されています。ここだけまるで鬼滅の刃の世界です。惨殺されてる理由がわからないので怖すぎます!スマホを使ってカンニングしたとかいう理由で殺られてるの!?
そして、唐突に10バーツ硬貨が必要な機械が出てきました。グロテスクな人形達の真横に急に10バーツ硬貨を入れる機械・・もしかしたら人形達が動きだすのかな?と思い硬貨を入れると、ほんとによくわからん現象がおきました。
こればっかりは動画を観ていただいた方が伝わるので、その驚愕の怪現象をぜひ動画でご確認くださいませ。
※心臓に悪いので閲覧注意です。
という事で、チェンマイの地獄寺ことワットメーケートノーイ(別名ワット シードーンチャイ パートゥンガーム)に行ってきましたが、想像以上のヤバさでございました。しかし、大事な事なのでもう一度説明させていただくと、このお寺はグロくてヤバいだけではなく、悪い事をすると「苦しみに満ちた世界」すなわち地獄に落ちて、こんなヒドイ目にあうよ・・という事を教えてくれ、約700年前に栄えたタイ北部独自の「ランナー文化」を継承する由緒正しきお寺でございます。
撮影許可を取る時にお寺のお坊様にお話しもしていただけましたが、とても優しい方で、「日本人の方もぜひお越しください」との事でございますので、チェンマイに来た際にはぜひ訪れてほしいお寺ですので、皆様もぜひ「地獄」に落ちてみてくださいませ!
・・すみません、言い方がちょっと悪かったですね。皆様もぜひ地獄寺に行ってみてくださいませ!
あと、地獄寺に興味がある方は、タイ在住漫画家のたーれっく先生が「タイの地獄寺図鑑 不完全版」という本と電子書籍を出しているので、ぜひご覧ください。
ワット メーケートノーイ(ワット シードーンチャイ パートゥンガーム )
住所
Highway 1001, Pa Phai, San Sai District, Chiang Mai 50210
Googleマップ
※チェンマイ市内から車で約20分。10バーツ硬貨を忘れずにご用意ください。