あっぱれコイズミ公式ブログ「タイのタイ冒険」

よしもと芸人の、あっぱれコイズミと申します。怪しいものではありません。猫・国内&海外旅行・ゲーム・映画・温泉巡りなどが好きです。 2015年5月からタイのバンコクに「アジア住みます芸人」として住んでいます。 ​ こちらのブログには趣味のことや旅行記やタイでの生活を書くので暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。

SBPF大阪ツアー後編の巻

 
 
*前回のあらすじ
いろいろあって、あとかたずけをはじめる事にした。


 
片付けを終え、外に出ると、ライブが終わってだいぶ時間がたっているはずなのにまだたくさんのお客さんがメンバーを待つために並んでいていくれいる。「本当にSBPFはお客さんにささえられているなぁ。」「こんな凄い行列はドラクエⅣの発売日以来だ。」と思いつつ大阪のお客さんに見送られ、僕らは会場を後にした。
 
 
 
 
 
 
 
 


その後、東京に帰る前にこの辺においしい鳥料理の店があるのでそこで軽く打ち上げをする事になった。打ち上げといえばとても楽しい事の代名詞的存在だが、一人だけ浮かない顔をしている子がいる。なにを隠そうこのあたくしだ。なぜかというと打ち上げ会場の駐車場を間違えてしまい、かなりの距離をバックして車をいれなければならないのだが、僕は鳥目で夜の細かい運転が苦手なため、たかだかバックごときで途方もない時間がかかってしまい、はやく打ち上げに行きたいメンバーから容赦ない罵詈雑言をあびせられたのだ。
 
 
 
 
 
 


一番酷い言葉を浴びせてきたのが先輩だが友達であるはずの藤田さんととりやさんで「てめぇ小僧!なにやってんだ!殺すぞコラァ!」に始まり、
 
「このハードホモ野郎が!」とか
 
「実家が建て売り住宅のくせによ!」とか
 
「お前、ちよっと清原に似てるって言われたからって調子に乗ってんじゃねぇよ!(一切のっていないのに)」とわけのわからん暴言をはかれた。藤田さんに言われるのは2億6千歩ゆずって、まだいい。
なぜなら運転が上手いからだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、とりやさんは今年30才にして運転免許をもっていないのだ。なんで免許をもってない人に運転の事で暴言をはかれなくてはならないのだろうか?松山千春さんに「このハゲ!」と言われているのと一緒だ。
 
 
 
 
 
 
 
僕のバイト先の上司でもあり友達の宗ちゃんがみかねて運転を変わってくれ、見事な運転技術と暗闇をものともしない、そうたビジョンで無事に車を入れてくれたので事なきことをえたが、失態をおかしたうえに、鳥目のくせに今から鳥を食おうとしているのだから気分が落ち込むのもなおさらだ。
 
 
 
 
 
 
 

こうなったら隅っこのほうで気配を消しておとなしくしていよう作戦を実行しようと思ったが、もみのさんに「横に来なさい」と言われ、席のど真ん中に自分の居場所を構える事になってしまった。
 
 
 
 
 
 

乾杯が終わりビールをつごうと手をのばすと、「そんなんしなくてええ、それより小泉、よく頑張ってくれたな。」と突然のあたたかい言葉。藤田さんも「さっきはごめんよぅ、よく頑張ってくれたな。」と突然の手のひら返し。宗ちゃんも「ありがとう!友達」と言ってくれてる。
 
 
 
 
 
 

大村さんも真剣な顔で深くうなずいている。何回も。その後も次々と暖かい言葉をなげかけてくれるみんな。うなずく大村さん。そのあたたかい言葉の波状攻撃に涙しそうになった。それを見ながら真剣な顔で何回もうなずく大村さん…泣く寸前の僕、何回も真剣な表情でうなずく大村さん…
 
 
 
 
 
 

うなずきすぎじゃねぇ?
 
 
 
 
 
 
 
 
真剣な顔もお猿の学校の猿にしか見えなくなってきた。実に滑稽だ。よく見るとみんなちょっと半笑いなのに気付いた。ワ・ワナ!?後から聞いた話だが、僕を泣かせようというドッキリだったらしい。モンキーフェイスの度の過ぎたうなずきがなかったらみんなの前で大泣き候してしまうとこだった。
 
 
 
 
 
 
 


その後とりやさんが「すぐに仕事をサボる」という話になり、パ邪魔とりや裁判が開かれていた。
 
 
 
 
 
 
 
さっきさんざん罵倒された僕はしかえししてやろうとずっと睨みつけてやった。それに気付いた宗ちゃんが「コイちゃんもなんか言いたい事あったら言いなよ」と言われたので罵倒したが、リアルな事をいいすぎて、みんなちよっとひいている。
 
 
 
 
 
 
 
 

マズイ!なんとか盛り上げないと!と思えば思うほど底無し沼にはまっていく。なんならみんな「早く終われよ」ビームを出してきている。どうしよう!テンパった僕が発した言葉は「おい!許してほしけばキスさせろ!」しまった!テンパっていたとはいえなぜそんな事を言ってしまったんだ?タダでさえホモ疑惑があるというのに!しかも相手は口臭の国から来た口臭の貴公子だ!そんな子を相手にキスするなど全裸でアフガニスタンに行くようなものだ。
 
 
 
 
 
 
 

しかし、もう後にはひけない。お父さん、お母さん、僕は今から人としてやってはいけない事をしてしまいます。今まで育ててくれてありがとう。さようなら!
 
 
 
 
 
 
 

悲鳴と笑い声が響き渡る打ち上げ会場。禁断の果実を口にしてしまった僕にもう恐いものはない。泡をふいて倒れている選ばれし口臭の申し子・とりやさんを置いて、言われるがままに次の犠牲者を探す。まずは30%さんのレコード会社の社長さんだ。他の会社だとかは今のあたくしには関係ない。偶然見てしまった店員さんがシヨックで持ってきたお酒を落とした。かまわん。
 
 
 
 
 
 
 
 

次はSBPFのプロデューサー、Hさんだ。社員さんだとかお世話になっているとかは今のあたしには関係ない。白目を剥いて倒れる彼をほっておいて次のターゲットを探す。店員さんは警察に電話しようとしている。かまわん。次は野性爆弾の川島さんだ。先輩だとか、初めてからむとかは今のアタシには関係ない。さすが川島さん、ひるむ事なく逆に唇をかさねてきた。
 
 
 
 
 
 
 

学生の頃にテレビで見ていた人がノッてきてくれたんだ。ここで僕がひるんだら失礼にあたる。戦死したとりやさん、社長さん、Hさんの死をムダにするわけにもいかない。負けてられん!あとは野となれ山となれだ!
 
 
 
 
 
 
 
 

その野獣と野獣の地獄絵図のような接吻に大阪の町は恐怖のドン底にたたき落とされた。神はそんな2匹の野獣を罰っする事なくやさしく見守り、人々は祭じゃ、祭じゃ!と騒ぎたてた。2匹の野獣はその後トイレにかけこみ、マーライオンと化した。人々はそんな2匹の勇気をたたえ、いつまでも、いつまでも語り継いだそうじゃ・・・
 
 
 

SBPFツアーの巻・完