先日、キャベツ確認中・ダブルウィッシュ・SDキンジョー・はなずみ・僕でアソークのタイ料理屋でご飯を食べていた時の事です。
それぞれ東京住みます芸人、ベトナム住みます芸人、マレーシア住みます芸人、タイ住みます芸人なので、さながら住みます芸人サミットと言った感じでそれぞれ住んでる国の話に驚いたり、笑ったり、共感したりと盛り上がっていると、何処からともなく現れた時計売りのおっちゃんが話の流れをぶった切って会話に入ってきました。
おっちゃんは満面の笑みで「時計を買わないか?」と言ってきましたが、買うわけありません。「本物のロレックスやタグホイヤーを安く売ってあげるよ!」との事でしたが本物のわけがないし、そもそも飯を食ってる時に
「よし!時計を買おう!」
なんて思考回路になるわけがありません。逆の立場になればわかるはずです。
僕らは外国に住んでるのでこの様な事態は日常茶飯事。なれた感じで丁重にお断りしようとすると、それを遮る男がいました。
キャベツ確認中の、しまぞうZくんです。
僕らは時計売りのおっちゃんに反応してしまったしまぞうZくんを注意しましたが、
「え!?だってタグホイヤーが安く買えるかもしれないんですよ!?」
と聞く耳を持ちません。
プロテニスプレーヤーの錦織圭選手のモノマネを得意とするしまぞうくん的には、錦織選手が愛用しているタグホイヤーの時計が欲しくてたまらなかったのでしょう。
それプラス、初めて来たタイでテンションが上がっていて、住んでる人にとっては珍しくもなんともない「路上で時計を売ってくる人」に興味を持ってしまったのでしょう。
その結果、しまぞうくんは完全に時計を買うモードに突入してしまったのです。
飯を食ってる時に「よし!時計を買おう!」って思考回路になる人が、まさかこんな身近にいるとは思いませんでした。
みんなが唖然としていると、しまぞうくんは「ハウマッチ?」と値段交渉を始めてしまいました。こうなったらもう相手の思うツボです。
しかし、提示された「3500バーツ(約12000円)」という値段を聞いてしまぞうくんは我に返ってくれました。試しにもう一度値段交渉してみましたが、3000バーツより下げれないという事で、めでたく交渉は決裂・・
・・したと思ったその瞬間、事の成り行きを静かに見守っていたキャプテン☆ザコが立ち上がり、再度値段交渉を始めたのです。
相方であるしまぞうくんに安く買わせてあげたいというコンビ愛なのか、はたまた相方が外国でよくわからん外国人に時計を売りつけられるのを見たいだけなのか真意はわかりませんが、とにかくザコちゃんが値段交渉を買って出たのです。
そして、これが全ての惨劇のはじまりでした・・
~続く~