3日間The mall Bangkapiで行われた沖縄イベントも無事に終了!毎日30分×2ステージをやらせていただきましたが、タイ人のお客様達から「変態!」コールをいただいたり、子供達に怯えられたりと楽しかったでございます。もはや客席に日本人がいない事が当たり前になっているので、慣れって凄いなと思いました。
物販も初日にいきなり調理用具がぶっ壊れるというアクシデントはあったものの、タイ人のお客さんがゴーヤチャンプルやポークたまごおにぎりを美味しそうに食べてくれてよかったです!
物販を手伝ってくれたタイ人の彼は、
この3日間で会場にかかってる「島人ぬ宝」と「笑顔のまんま」を聴いてBEGINさんを好きになり大ファンになったそうで、日本語で歌えるように頑張るとの事です。
「歌えるようになったら聴いてくれ!」と言われたので、聴くときはBEGINのボーカルの比嘉さんのコスプレ(アロハシャツにハンチング帽)をして聴こうと思います。楽しみです。
その他に、グッとくる印象的な出来事もありました。
2日目の1回目のステージを終えた後、楽屋でつくろいでいたら車椅子のおばあちゃんと、その家族が楽屋に尋ねてきました。(もちろん全員タイ人です)
ステージ上から客席に車椅子のおばあちゃんがいるのはわかってましたが、まさか楽屋に来るとは思ってなかったので、「もしかしたら知らず知らずのうちに言ってはいけないタイ語の言葉を言ってしまっていて、怒られるんじゃないか・・」とか、「お尻で板を挟んで割るという下品な芸をしたので、もしかしたら文句を言いに来たんじゃないか・・」とビビってしまいました。
しかも、よく見たらおばあちゃんは目に涙を浮かべているので、これはいよいよヤバいです。最悪、すぐにJapanese DOGEZA(日本式土下座)をして謝る準備をしましたが、おばあちゃんは僕に握手を求めてきて、こう言いました。
「あなた達は日本から来てくれたんですか?日本人はマジメな方々なのに、私達を楽しませる為にタイで一生懸命コメディーをしてくれて嬉しかったです。私は足が悪く、久しぶりに外出したのですがよい記念になりました。ありがとうね。また必ずタイに来てくださいね。」
僕のタイ語ヒアリング力では不安ですが、横にいたタイ語も日本語もわかるスタッフに聞いたら、おばあちゃんはこう言ってくださったみたいです。マジで嬉しいです!!
冒頭にも書きましたが、タイ人の方々の前でショーやネタをやるのはもはや当たり前になってきましたが、いまだに緊張しますし、お客さんが多かろうが少なかろうが手を抜いた事は一度もありませんし、もしそんな事をしたらただでさえ外国でお笑いをやるのは難しいので、そんな気持ちでやってたらアッと言うに活動する機会を失ってしまうでしょう。(もちろん日本でも、ステージ中に手を抜くような芸人はいません。)
毎回全力でやってきたからこそ、わざわざ楽屋に尋ねてきてくれてこんなありがたいお言葉をいただけたのが嬉しすぎますし、タイに来てよかったなと思い、心にグッときました。
日本にずっといたら一生会うことがなかったであろうタイ人のおばあちゃんに喜んでもらえて芸人冥利に尽きます。おばあちゃん、こちらこそありがとうございました!これからも良い意味でふざけていきます!!
いや、まてよ、もしかして・・タイでは坊主頭イコールお坊さんというイメージが強く、お坊さんは地位が高いので、おばあちゃんは「日本からお坊さんが来てくれてるだけでもありがたいのに、しかもふざけてくれてる!」と勘違いして泣いて喜んでくれてたんでは・・
いや、どっちにしても喜んでいただけたのでマイペンライ(問題ない)でございます!!