沖縄国際映画祭最終日は、まずはレッドカーペットからでごさました。今年のレッドカーペットは吉本興業のスター芸人の方々に加え、阿部寛さん、黒木メイサさん、速水もこみちさん、岡田将生さん、榮倉奈々さん、NMB48さんなど多ジャンルのスターの方々も集結し、豪華絢爛でございました!!
僕は2回レッドカーペットを歩かせていただく予定で、一回目を歩いた後に番組のロケに行き、ロケが終わり次第またスタート地点に戻って二回目を歩くというスケジュールだったので、バタバタしそうなので時間に余裕を持って控え室に入りました。
ちょっと早めに行ったにもかかわらず開催場所となった国際通りはすでに大勢の観客の人達が集まり、人・人・人の大賑わい!!
こりゃ今年も盛り上がること間違いなしだなと思いながらも、周りは大スターばかりなのでド緊張してきました。TVで観たことある人ばっかりだし、特に僕は普段タイに住んでいるので、日本の有名人の中に放り込まれている状況に現実味を感じず、なんか白昼夢を見ているような感覚に陥りました。
しかし、そんな状態は突然の激しい雷雨で打ち砕かれました。まさかのアクシデント発生です!!レッドカーペットが始まる12時ちょうどに雷雨が来やがりました!なんてタイミングが悪くて空気の読めない雷雨なんでしょうか!?
先程まで響いていた観客の歓声は悲鳴にかわり、現場はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図と化しました!!「雨でずぶ濡れになるスター」という珍しい光景は見れましたが、そんなスターの姿はまったく見たくありません!!
地獄みたいな雷雨により急遽レッドカーペットの開始が遅れることになりましたが、まあスコールみたいなもんだろうという事でのほほんと待機場所であるテントで待つ事にしました。
待ってる間に同期で今は石垣島住みます芸人をしている長田さんや後輩のどさんこ室田くん、カシスオレンジの2人、とろサーモン村田くん、NON STYLE石田くん、ロバートやガリットチュウさんとお話できました!
しかし、5分、10分、30分経っても雷雨は収まらず、ついに1時間が経ってしまいました。「あれ?これ、まさかの中止か?」という空気が流れる中、時間はさらに過ぎていきます・・
スーツ姿の吉本社員さんがずぶ濡れになりながら走り回り、レッドカーペットを歩く予定のみなさんも待ちくたびれて疲労困憊状態になっています。そして、ついに「14時の時点で雷雨が収まらない場合、中止の可能性があります」とのアナウンスが・・
嫌だ!わざわざ海を越えて一年に一回の晴れ姿を見ていただきに来たのに中止だなんて残念すぎる!!それにこのレッドカーペットの為に寝ずに準備してきた方々やスターの方々も可哀想すぎます!どんだけ空気の読めない雷雨なんでしょうか?しまいにはフィリピン住みます芸人のほりっこしが「畜生!俺が天候を操れるシャーマンだったら!」なんて言い出しました。ふと横を見ると、船越英一郎さん(ガリットチュウ福島さん)がずぶ濡れになりながら悲しそうな目で天を仰いでいます。もう現場は色んな意味でパニックです!
そして運命の14時。嘘のようにアッサリと雷雨は収まりました。いや、なんだったんだよ!あの雷雨は一体なんだったんだよ!?迷惑すぎるわ!!
・・というアクシデントはあったものの、2時間遅れでレッドカーペットはスタート!!「実は僕、シャーマンだったんですよ!」とまるで自分が雷雨を消し去ったとでも言いたげなほりっこしを無視し、レッドカーペットを歩き始めました。
我々アジア住みます芸人はSDGs
をアピールするために国連本部や外務省の方々と歩かせていただきました!僕みたいな者が政府の重要なプロジェクトに関わらせていただき光栄かつ恐縮でございます。マジで今後も悪いことは一切できないな・・しないけど。
レッドカーペットを歩き終わった瞬間にスタッフさんが僕のところに飛んで来てロケの現場へ。
以前タイで一緒に撮影したRe:Complexさんと再会し、また一緒に撮影させてもらいました!タイのアイドルsweat16も一緒でした。タイで撮影した時はまだマンモスターというグループ名でデビューもしてなかったんですが、この度CDを出し、メジャーデビューをしたそうでめでたいでございます!
CDもいただきありがとうございました!!放送日がわかったら告知しますので番組もぜひ観て下さいませ!
楽しくロケが終わり、スタッフさんからレッドカーペットの控え室に戻るように指示されたので衣装のまま10分ほど歩いて控え室に戻りました。
いや、正確には戻れませんでした。何故かというと・・
ひ、控え室がすでに撤収されているっっ!!
前述しましたが本当は1回目を歩き終わったらロケをして、2回目のレッドカーペットを歩いてまた控え室に戻ってくるはずでしたが雷雨により歩くのが1回だけになった事により全ての歯車が狂い、控え室に戻ったらレッドカーペットは完全に終わっており、控え室と僕のカバンとスマホと財布が全て消えていました。
控え室担当のスタッフさんに聞いたところ、カバン一式は忘れ物として届いてないとの事。しかも衣装を身につけたままテンパっていたので、軽く不審者みたいな扱いもされました。
1時間後にはタクシーで20分ほどの距離の会場でステージ出番があるので移動しなきゃいけないのに、財布とスマホがないのでどうする事もできません。ロケ現場に戻ってみたものの、すでに誰もいなくなっています。
こりゃヤバいと凍えながら半泣きで歩いてたら、見たことのあるタイ人の人が向こうを歩いています。よく見ると、よしもとタイランドの社長、ウィムさんじゃないですか!奇跡!!完全に詰んだと思ったこのタイミングで会えるのはまさに奇跡です!
ウィムさんに社員さんに連絡してもらい、社員さんと合流。社員さんが預かってくれてたのでカバン一式も無事に戻ってきました。マジでウィムさんが天使に見えました。
まだ一日の半分も経ってないのにアクシデントが多々あったものの、沖縄そばをご馳走になり、冷えた身体を温めて沖縄国際映画祭最終日はまだまだ続きます。
~続く~